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株式会社野村総合研究所(NRI)
2007/9/8 Updated


会社設立

1966

上場/非上場

上場(東証1部)

上場年

2001

代表者

藤沼 彰久

従業員数(単独)

4,407

従業員数(連結)

5,303

売上比率

ITソリューションサービス91(13)、コンサルティングサービス9(15)(2007.3)

平均年齢

41.4

平均年収

1,092万円

系列

NRIグループ(元は野村證券グループ)

以上、一部はYahoo! ファイナンスより引用

インタビュー協力者

現役/元社員

現役社員

新卒/中途

新卒

職種 コンサルタント

年数

入社5年未満




就職

・新卒として入社。エントリーシート送付後、面接5回を経て内定。
面接1回目:人事面接
面接2回目:中堅社員との面接
面接3回目:部長との面接
面接4回目:役員との面接
面接5回目:人事面接
・特にコンサルの面接らしい機知に富んだ質問はなく、淡々とした事柄を質問されたので、こちらも淡々と自己アピールを行った。人によってはかなり「詰められた」らしい。
・コンサルティング事業本部配属は、丸の内勤務のみの配属。システム関連部署は、半数以上が横浜か木場。



組織

(人員)
・コンサルティング関連部門は、人員的にも売上的にも全社の1割程度(500人)。採用人数も全新卒採用者の5%程度。中途社員の占める割合は、感覚的には15%程度。

(部門)
・純粋のコンサルティングを行う部門と、システム関連の部署とのシナジーを出すためのコンサルティングに特化した部門と2つある。

(昇進)
・昇進も昇給も年功序列。コンサルタントの中では「現場にいて好きな仕事をしてなんぼ」という価値観が共有されており、「現場を離れた管理職」には誰もなりたがらない、いう風潮がある。営業のできる人は上顧客を捕まえていつまでも現場にいたがり、実際、良い顧客を捕まえたコンサルタントのほうが立場も強い。
・また、コンサル会社でありがちなUP or OUTではないため、仕事ができない人が社内で管理業務だけをやりながら(または子会社に出向して)会社にい続けることも現時点では可能。

(役割における特色/他社との違い)
NRIではパートナー制度は採用していないが、職階が上に行けばいくほど営業活動の比率が高まる。お客様への「キラリと光る提案書」は、基本は上の人が示唆して、作業員コンサルが形にする。
・他のコンサル会社と大きく違うのは、コンサルタントが取りたい仕事を探してきて、マネージャーがOKを出せば、コンサルタントが中心となって案件をとってくるための活動ができるという点。ただ取ってきた仕事のどの部分を誰にやらせるか、という仕事の割り振りについてはマネージャーに権限がある。ただ、当然ながら、提案して仕事を取ってこれた人に優先的に仕事が振られるため、うまくすれば自分のやりたい仕事だけを選んでやり続ける状態を作ることができる(しかしながら、「人材育成上の配慮」といった理由で、望んでない仕事が割り込むこともある)。
・外資系のコンサルティング会社は、マネージャーとお客さんとの関係が仕事を取ってくる中心的な要素となるため、マネージャーは強い絆を持った客を持っている、力のある個人でないとダメだが、NRIでは社内の全組織的に対応をしようという組織力で勝負しようとするのも大きな違いのひとつ。


‘(離職率)
・中途、新卒問わず入社3年以内の離職率は高い。3年たつと離職率は下がり定着する人が多い。社内人脈、社内ネットワークが仕事を進める上で非常に重要となるため、中途社員にとっては勤めにくい環境、という面もある。

(部署移動)
・例外を除いてない。配属された部署で勤め続けるのが一般的。よって人間関係は固定化してしまう。ちなみに部長や役員クラスになると異動はあり。
・ただ、ヒラ社員の場合、人事権は人事部ではなく現場にあるため、異動したい部署と話をつければ原則可能。逆に上同士で話をつけられて予期せぬ異動が下るケースもときどきある。中にはシステム部門への移籍もある。

(野村證券との関係)
・野村證券は野村総合研究所にとっては最大の顧客。野村證券とのコンサルティングプロジェクトの特徴として、野村證券の社員の一人となった感覚で仕事をすることが多い。


カルチャー

(服装)
・スーツが基本だが、ビジネスカジュアル(襟とボタンのついたシャツ、スラックス、ジャケット)もOK

(出社/退社)
・入出館カードリーダーから入出館すると時間が記録されるが、そもそもフレックスで、直行直帰にすれば会社に来ることもないので、Outlookに予定を入れておけばどこで何をしていてもOK

IT環境)
・会社のメールを私用で利用しても特に問題はない。部長は、部下の出したメールの題名と、メールの5行目までを「モニタリング」できるが、事実上チェックはできていないという。
PCは基本DELLのデスクトップだが、出張が必要なコンサルタントにはPanasonicのノートPCが支給される。ただ、出張が必要でないコンサルタントのほうが少ないので、ほとんどのコンサルタントはノートPCを利用している。VPNを利用して外部のネットワークから、社内のネットワークへ入ることが可能。
・また閲覧禁止サイトはいくつかあり、フリーメールのサイト(hotmail, gmailなど)は利用できない。アダルト系のサイトもアクセス禁止になっているようである。2ちゃんねるも会社から閲覧可能(調査に必要な場合がある)。転職関連サイトも見ることができるが、人事に目を付けられるとの噂あり。

(人間関係)
・非常にドライ。会社の人と飲みに行くことは少なく、また部などで主催される飲み会も年に1-2回程度(新入社員歓迎、送迎会、忘年会程度)。その飲み会も参加しなくても特に問題はない(ただ、特段の予定がないならつきあいで参加するのが「慣例」)。ただ、情報も組織では共有されず、人脈でのみ共有されることが多いため、風通しは悪く、目に見えない断層が個々人の間に走っている感じ。

(詰めるカルチャー)
・また、相手をほめないカルチャーが定着しており、上司は部下を基本放置している。ただ失敗すると「詰められる」のが野村カルチャー。ちなみに「詰められる」とは(1)大声での罵倒、(2)相手の逃げ道をすべて塞いで、言葉でいじめる、といったことを指す。詰められるのは若手が主体で、若手を卒業すると詰められなくなる。「人に厳しく、自分に優しく」というNRIカルチャーの表れとも言える。
・最近は、年を取っても若手から詰められることが起こっている。これは実力差があるので仕方がないものと見られている。

(社内政治)
・特にない。部長クラス以上にならない限りは、パワーバランスをそれほど気にする必要はない。


仕事の進め方

3ヶ月が基本)
・仕事の担当やプロジェクトは3ヶ月単位が基本であり、3ヶ月を4回繰り返して1年終わる、というのがサイクル。長期に渡るプロジェクトは少ない(もし例外的に大きな仕事に当たると、客先に常駐するなどどっぷりと漬かることができる)。この3ヶ月の繰り返しを定年までずっと続けたいのか?ということを自問する人も多い。ちなみに官公庁からの受託案件の場合は半年~1年続くプロジェクトが通常。

(プロジェクトチーム>所属の組織)
・所属の組織の人間関係は薄いが、社内横断的なプロジェクトチームで仕事をするため、社内人脈は重要となる。プロジェクトチームは人間関係でのみ成り立っており、その人間関係は仕事をこなすことで作っていく必要がある。前述のとおり、中途社員は、人脈マニアといえるくらい社内に人脈を巡らさないと、仕事を進めにくい。

(営業)
・お客さんから十分に仕事の依頼があれば、その仕事を優先的に受ける。過去に仕事をしたお客さんからのリピートオーダーや、NRIのネームバリューでの仕事依頼が多い。NRIにのみ提案依頼をしている場合は7割程度で仕事が取れるが、コンペになっている場合、感覚的に勝率は2~3割に下がる。ちなみに官公庁の仕事は公募入札が基本で、例外もあるが価格競争入札も多くなりつつある。
・お客さんから十分に仕事の依頼がない場合は、こちらから仕事を売りに行く。といっても、かつて仕事を受けた新旧の顧客への打診がほとんどで、電話などで飛び込み的な営業をすることは、業績が厳しかった一時期を除けばない。

(仕事の管理)
・1ヶ月にできる仕事量を1とした時の、現在持っている仕事量を常に意識している。例えば、A案件で0.5B案件で0.3C案件で0.2となっている場合は、既に1ヶ月で出来る仕事量を現在持っていることになる。この数値のうち7割の時間は顧客向けのプロジェクトに当てることになっているもので、残りの時間は管理業務と営業業務。年次があがると、仕事量の中の管理業務と営業業務割合が増えていく。


 
 

福利厚生/報酬

(家賃補助)
・学卒は5年目の終わりまで、院卒は4年目の終わりまで6万円が毎月支給される。ちなみに野村證券では、この補助が7.2万円だが、7.2万円以下の物件を借りないと支給されないため、痛し痒しと言う人もいるようである。

(休暇の取得)
・申請などは不要で、休むときには「本日休みます」と部の一般職に電話で伝えればそれでOK。後日出社時に勤怠入力を実施すればそれで良く、休んだ理由などを聞かれることはない。

(その他金銭補助)
・昼食代という名目で月額4,000円が支給
・出張すれば手当が若干つく。慣習的に、飛行機は普通のコンサルタントはエコノミー、役員以上がビジネスクラス。
・業績が良かった時期には、「セルフラーニング手当て」という名目で、ボーナスに加えて一律10万円支給されたことがある。

(その他金銭以外の福利厚生)
・携帯電話の支給
・野村證券グループの福利厚生サービスの利用が可能。たとえば、ハワイに「Hawaii Village」という野村證券の保養施設があり、格安で利用することが可能。

(給与)
・いわゆる「戦略コンサル」といわれる業界では最低水準。よって「戦略系」から転職してくる人はほぼ皆無。一方、他の総研、IT系・業務系コンサル会社、市場調査会社などよりは高給と言われる。
・5年目で、基本給+ボーナス+印税(共著)+講演、で700万円程度。


この会社の評価

(総論的に)
・いい仕事が回ってくるのも、そうでないのも運。あまり期待しない方が良い。
・自分から見て、総合的に、この会社の点数は65点。

Good
・給与水準がそれなりに高い。

・通常のコンサルだと、仕事は割り当てられるのを待つだけで自分のやりたい仕事を取ってくることができるのはマネージャー以上。若手でも仕事をとって来られる点は気に入っている。
・また、自分で仕事を取ってくることで「NRIではなく、自分を評価してくれる得意客」を作ることが出来る。
・個人のイニシアチブで仕事ができる。スケジュールや忙しさもある程度コントロールできる。

Bad
・何もかも短期思考である。
・一人でいくつも案件(全く別種の案件)を平行してやらなければいけない。
 稼動割り振りはマネージャーの仕事なので、変な仕事が降ってくることもよくある。
・このままの仕事を続けていて大丈夫なのか、将来像が不安。
 よって辞める人が増加し離職率が上がっている(かつては一桁台だったが、現在は二桁になっている)。